
仕方なく柴犬の世話をする青年の成長を描く育成シミュレーションゲーム
さて、今回紹介するのは個人開発者Keane Ng氏が開発を手がける育成シミュレーションゲームの『YEAR OF THE DOG』。対応プラットフォームはSteamとなっている。
本作『YEAR OF THE DOG』は、柴犬とメガネの青年の絆の物語を描いた育成シミュレーションゲームだ。プレイヤーは主人公の青年を操作し、少しの間だけ柴犬の世話をしなくちゃならない。というのも、この柴犬Kibaの飼い主が海外出張中であることから、嫌々ながらも世話を押し付けられた感じだ。青年は見たとおり犬との触れ合いに慣れていなく、戸惑いながらも散歩や餌やりなどをこなしていく。本当の飼い主が海外出張から帰ってくるまでの物語が描かれている。
◆”ぼくのなつやすみ”のエッセンスを取り入れた
本作『YEAR OF THE DOG』では、ぼくのなつやすみのような”日常生活”のエッセンスを取り入れたのんびりとしたゲーム展開を楽しむことが出来るようだ。「Lieve Oma」「Nintendogs」「どうぶつの森」「怪獣が出る金曜日」「ぼくのなつやすみ」などから強く影響を受けたらしく、それらと似た空気感でゲームが進んでいく。
そんな本作『YEAR OF THE DOG』では、設定された条件を満たすことでチャプターが進んでいくという進行方式が選ばれているという。日常生活の中に用意された様々な条件を満たすことで次のチャプターへと移行し、柴犬との絆を深めていくことになる。
◆触れ合った時間や回数で絆レベルに変動が?
また本作『YEAR OF THE DOG』には、ゲーム内に”時間”という概念が存在している。散歩をしたりして柴犬と触れ合う時間の長さによって、得られる絆レベルが変わってくるのではないだろうか。散歩の他にも、本作『YEAR OF THE DOG』では訓練や餌やり、毛づくろいやお喋りまでが触れ合いの手段として用意されている。愛嬌のある可愛らしい柴犬と過ごす一時は、強く思い出に残ることだろう。
◆かわいい柴犬の表情をカメラに収めよう
本作『YEAR OF THE DOG』には、思い出を残すために「カメラモード」と「フォトアルバム」というシステムが用意されている。その名前の通り、柴犬との触れ合いの風景を写真に残すことが出来るのだ。天真爛漫な柴犬のKibaの可愛らしい行動や瞬間をカメラに収め、一生の思い出として残そう。
◆『YEAR OF THE DOG』の評価・レビュー
さて、いかがだっただろうか。青年と柴犬Kibaの絆の物語を描いた本作『YEAR OF THE DOG』。生き物の事以外に、青年が自分自身について知っていくという、そういったエッセンスも込められてゲーム開発がされている。最初はぎこちない接し方だった青年が、柴犬との時間を過ごすことによって人間として成長していくという一面も描かれている。優しい青年と、天真爛漫な柴犬の心温まる物語の展開が魅力的でハートフルなゲームだ。犬を飼いたいけど飼えないからプレイするゲームというよりも、柴犬を通じて成長していく青年の物語を楽しむゲームになっている。海外出張という期限付きなため、別れは必ず訪れるため、ペットを飼いたい人がプレイすると感情移入してしまった場合ショックが大きいと思うと勧めにくい…。そのため、出会い、別れ、成長といったヒューマンドラマを堪能したい人向けのゲームだと感じた。
◆『YEAR OF THE DOG』の発売日はいつ?
本作『YEAR OF THE DOG』は、2018年内に発売されることが決定している。
タイトル | YEAR OF THE DOG |
メーカー | Keane Ng |
対応機種 | PC |
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
発売日 | 2018年内 |
価格 | — |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://twitter.com/keanerie]
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