
ワイルドアームズの初PS2ゲーム!
1996年から発売されているワイルドアームズシリーズの3作目で、初のPS2のゲーム。
キャラクターの団結と成長に重点を置き、熱いストーリー展開、より口笛と荒野のRPGというキャッチフレーズを体現したゲームの世界観が魅力。
荒廃が進む世界を冒険する渡り鳥たち…
異世界「ファルガイア」は荒廃の一途をたどり、砂漠化が進んでいる。そんな希望のない世界に自分の信念のみを頼りにして生きていく「渡り鳥」と呼ばれる冒険者がいた。裕福な家に育ちながら、両手に拳銃を携え、渡り鳥として荒野を駆け回る18歳の少女「ヴァージニア・マックスウェル」は荒野の果てを目指す。
より荒野を感じる世界がゲームの舞台!
従来のワイルドアームズシリーズ同様、舞台は荒廃の世界「ファルガイア」。
しかし前作よりも荒廃がさらに進んでおり、フィールドから海が消え去りさらに砂漠が広がっている。
また、緑も少なくなっており、シリーズの中でも特に荒廃が進んだ世界が舞台になる。
とても息苦しい世界になるがシリーズ史上最も口笛と荒野を感じることができるゲームで、世界観の人気はシリーズの中で最も人気が高い。
ARMとミーディアムでキャラクターカスタマイズ!
『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』では武器防具の装備という概念がゲームになく、ARMの改造とミーディアムを装備することよって能力を上げることができる。
▼ARMS
ワイルドアームズのキーワードでもあるARMS。シリーズごとにその概念は異なる。
本作では心を通わせることで力を発揮する重火器。
メインキャラクターの武器はARMSで、改造することによって攻撃力、命中率、弾数などを任意で上げることができる。
▼ミーディアム
ガーディアンの力を封じたミーディアムを装備することでキャラクターのステータスを上げることができ、アルカナと呼ばれる魔法を使えるようになる。
キャラクターの個性と成長を重点に置いたシナリオ!
序盤のヴァージニアは自分が正しいと思ったら突っ込んで周りに迷惑をかける鬱陶しいキャラだが、ストーリーが進むにつれ精神的に成長する。
メインキャラクター4人は序盤ですぐにパーティを結成することになり、RPG特有の徐々に仲間が集まっていく楽しさはないが、最初から最後まで一緒にいるパーティの会話やエピソードは濃い。
そしてパーティを結成するに至ったメインキャラクターたちの経緯もしっかり語られる。
とにかくキャラクターひとりひとりの個性と成長に重点を置いており、それはライバルのシュレディンガー一家などのサブキャラにまで抜かりない。
ワイルドアームズらしく熱いストーリー展開がゲームの魅力!
ともに旅をすることになった主人公ヴァージニアをはじめ、最初は考えがまとまらず縦横無尽で自分勝手な行動が目立ったキャラクターたちだが、ストーリーが進むにつれ団結していく様子は感慨深い。
また、幾度となく戦いを挑んでくるシュレディンガー一家は義理堅く、主人公たちがピンチの時は救ってくれるなど熱い展開が数多くあり、サブキャラながら大人気。
さながら「ふしぎの海のナディア」のグランディス一味といった感じ。
前作の影に隠れたけど最も『ワイルドアームズ』らしい名作!
シリーズ最高といわれる前作『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』の後に発売されたことで、当時の評判はあまり良くはなく、影に隠れることになってしまったが間違いなくワイルドアームズにの魅力を引き出したゲーム。たしかに前作の方がストーリーの評価が高いが、BGMや徹底した世界観の作り込みは素晴らしく、「口笛と荒野のRPG」というワイルドアームズのテーマに最もふさわしいゲームである。
タイトル | ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(WILD ARMS Advanced 3rd) |
メーカー | メディア・ビジョン ソニー・コンピュータエンタテインメント |
対応機種 | PS2 |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2002年3月14日 |
価格 | 6,090円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://www.youtube.com/watch?v=Y9dc52KS8ac]
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