
負の感情は本当に必要が無いのか、考えさせられるストーリーが魅力のADV
さて、今回紹介するのはインディーデベロッパーDeconstructeamが開発を手がけるサイバーパンクアドベンチャーゲームの『The Red Strings Club』。対応プラットフォームはSteam、価格は1520円となっている。海外ゲームだが、日本語ローカライズがしっかりとされているので安心だ。
人間の尊厳を守ることはできるか?
本作『The Red Strings Club』では、プレイヤーは人間を改良するツールを開発し、人間の幸福を謳う企業「スーパーコンチネント社」の陰謀を止めねばならない。スーパーコンチネント社は、うつ病や怒り、恐怖などの感情を消し去るシステム「ソーシャル・メンタル・ケア」を世に解き放とうと画策している。人類の幸福と謳ってはいるが、主人公たちは洗脳と考え、企業の従業員や欠陥品とされたアンドロイド、バーを訪れる客など様々な人から得た情報を紡ぎ真実に迫る。
バーテンダーとなり物語を進める
本作『The Red Strings Club』は、幸福とは一体何なのか、というコンセプトが散りばめられたタイトルになっている。プレイヤーはバーテンダーとして客の物語を引き出すことになるのだが、ムードなどを察知して、客の心理を読み取り、その感情にマッチするカクテルを作る必要がある。サイバーパンクもののアドベンチャーゲームでは、バーテンダーとしての立場が多いのは、やはり情報が集まる場所=酒場だからだろうか。
客の物語を引き出すだけでなく、偽名を使って電話をしたりして情報を得たり、インプラントを作って企業の重役の方向性を変化させたり、音声合成を使いソーシャル・メンタル・ケアにおける重要人物に偽装して企業の思惑などを暴くというスパイさながらの行為もすることになる。
果たして本当の幸福とはなんなのか。負の感情は人間に必要が無いのか。本作『The Red Strings Club』をプレイして、その目でじっくりと楽しんでみてほしい。
タイトル | The Red Strings Club |
メーカー | Deconstructeam |
対応機種 | Steam |
ジャンル | サイバーパンクアドベンチャーゲーム |
発売日 | 2018年1月24日 |
価格 | 1520円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://www.4gamer.net/games/038/G003821/20180124011/]
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