雨が止むことなく降り続ける街ピオーヴァは、音楽家を夢見る若者達が集う、音楽の街でもありました。
クリス=ヴェルティンは、恋人のアリエッタが暮らす生まれ故郷の田舎街から遠く離れ、彼女の双子の妹トルティニタと共に、街のシンボルであるピオーヴァ音楽学院に通っていました。
魔導奏器フォルテールの奏者、フォルテニストになることを目指し、クリスがこの街に来てから2年以上の月日が流れ、季節は冬…。
あと数ヶ月で卒業を迎えるクリスは、フォルテール科の卒業課題として、一月半ばの発表会で、歌唱担当のパートナーと共に、オリジナル曲を合奏しなければなりませんでした。
しかしクリスは、未だにそのパートナーさえ決めようともせず、ただやる気のない毎日を送り続けていました。
週に一度届く恋人からの手紙と、この街に引っ越して来たときに出会った部屋の居候、身の丈14センチほどの小さな音の妖精フォーニが、彼の世界のすべてでした。
雨…いつまでも、止むことなく降り続ける雨。雨音が奏でるメトロノームにのせて、魔導奏器フォルテールの音色を響かせましょう。クリスの奏でる音色と、音の妖精フォーニの歌声が重なり、響き渡る時、何かが起こるのでしょうか?……さぁ、妖精の歌を奏でましょう。

キャラクターと音楽を融合させたミュージックアドベンチャーゲーム
「シンフォニック=レイン」は、雨が降り続く街ピオーヴァを舞台にしっとりとした雰囲気の中で物語が展開されていくアドベンチャーゲーム。2004年にPCで発売され、2018年にはNintendo Switchでも発売が決定しました。
ファンタジックな要素が組み込まれたストーリー
2つのパートで物語を紡ぐ
「シンフォニック=レイン」では、音楽学校の3年生で卒業までの3ヶ月間がプレイ期間となっています。この間に卒業課題であるオリジナル曲の制作をしないといけません。これがこのゲームの目的になります。
その目的を達成するために、アドベンチャーパートと音楽ゲームパートの2つをこなし物語を進めていくことになるというわけです。普通のアドベンチャーゲーム同様にマップを移動してイベントを起こしながら物語を展開させていくのですが、音楽パートは突然切り替わったりもします。
音楽パートでは画面上の音符をタイミングよく押すというシンプルでお馴染みのミュージックアクションゲームとなっています。めちゃくちゃ難しい!と感じる方は少ないかと思います。
「シンフォニック=レイン」ではプレイヤーの選択や音楽パートにおけるスコアなどでエンディングが変化するというのが面白いところ。自分の結末はどのようなものになるのか・・・楽しみですね。
Nintendo Switch版の特徴
それが2017年、画面サイズを拡大し、グラフィックを全リファインした『シンフォニック=レイン HDリマスター版』として再登場し、この度Nintendo Switchに初登場となりました。 ゲームタイプはなじみ深いノベルアドベンチャーゲームをベースにしつつ、随所にコントローラのボタンを押しながら楽器を演奏するというアクション性の伴う要素がアクセントとして含まれます。
シンフォニック=レインの評価・レビュー
ゲーム自体はよくあるアドベンチャーゲームと音楽ゲームを混ぜた感じになっているので、目新しはあまりありませんが、雨が降り続く街という設定や楽曲に力を入れているところがどう魅力的に感じるかですね。個人的に面白いと思ったのは音楽のスコアによってもエンディングが変化するという点で、本来なら選択肢だけで変化する結末が自分の技術によっても変わってくるのがいいですね。
シンフォニック=レインの発売日はいつ?
「シンフォニック=レイン」は2004年3月26日に発売が決定しています。
タイトル | シンフォニック=レイン |
メーカー | 工画堂スタジオ |
対応機種 | Nintendo Switch PC |
ジャンル | 音楽アドベンチャーゲーム |
発売日 | 2004年3月26日 |
価格 | 4800円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元:
[https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000015356]
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