色を失った灰色の世界『ロゼと黄昏の古城』独特な雰囲気が織りなす最高のシナリオ

時間を失った古城と、時間を操れる少女の物語

本作『ロゼと黄昏の古城』は 2016年4月26日に日本一ソフトウェアから発売された探索アクションゲームとなっており、その不思議な世界観がユーザーを魅了したゲームでもあります。個人的にかなり上位の方に位置する面白いゲームで、その独特な世界観にため息すら出ました。本作のディレクターを務めるのは『htoL#NiQ-ホタルノニッキ-』で一躍有名となった古谷優幸氏。

ロゼと黄昏の古城 1

ロゼと黄昏の古城 3

ロゼと黄昏の古城 2本作『ロゼと黄昏の古城』の魅力といえばやはりその世界観でしょう。物語は、荒れ果てた古城で目覚めた少女と一体の巨人を中心に進んでいきます。少女の名前は「ロゼ」。その名の通り、呪われた茨を背中に宿した少女で、巨大で強大な力を持つ巨人とともに攻略していきます。残酷な運命を背負った少女達が織り成すゲームストーリーは必見。

ちなみにこの少女「ロゼ」、生まれつき呪いを背負っていたわけではなく、崩れた地下牢で目覚めたところ、気がついたら背中に呪いの茨が生えていたという設定になっています。なぜ「ロゼ」がこの古城に連れてこられたのか。なぜ「ロゼ」に茨の呪いがかけられたのか。物語を進めていくうちに、”避けられない残酷な運命”をひしひしと感じてしまう、とにかく胸が苦しくなるゲームです。

ロゼと黄昏の古城 4

ロゼと黄昏の古城 7

ロゼと黄昏の古城 5面白いと思ったゲームの設定は、「古城には時間が存在しない」という点と、「古城は血の力を宿したもの(赤いもの)のみに時間が流れる」という点でした。ロゼの持つ茨の呪いは、血と時間を操る能力を持っており、”古城に点在している血のついたもの”から血を吸収して様々なギミックを解いていきます。

この謎の古城には、異型の者や巨大な食虫植物など、現実の世界では見たこともないような怪物たちが襲ってきます。そんな危険だらけの古城から巨人と協力して真実へ辿り着くゲームストーリーは、かなり涙腺にダメージがありましたね…。

謎を紐解いていくとともに、涙が流れてくる、少し切ない物語が魅力のゲームです。

タイトル ロゼと黄昏の古城
メーカー 日本一ソフトウェア
対応機種 PSvita
ジャンル 探索アクション
発売日 2016年4月26日
価格 3980円
プレイ人数 1人

画像引用元
[http://www.jp.playstation.com/
software/title/vljs00137.html]

 

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