
「やってよかった。」ラジアントヒストリアは、そんなゲーム
とにかく、その物悲しいストーリーが涙を誘う、Nintendo3DSソフトの『ラジアントヒストリア』。
「死亡フラグをへし折るRPG」というキャッチコピーで紹介されていたラジアントヒストリアですが、とにかく神ゲーの一言でした。
ラジアントヒストリアのストーリーは、大規模な砂漠化が進み、残り少ない土地を巡っての戦乱が繰り広げられているヴァンクール大陸が舞台となっています。主人公である「ストック」はとある任務に努めていました。しかしながら、その任務は失敗に終わりそして敵兵の追跡を振り切ることが出来ず、絶体絶命の状態に陥ってしまいます。
その時同行していた仲間はみな死んでしまい、ストックも瀕死の状態にありました。しかし、任務の直前にお守りと称して渡されていた「白示録」が光を放ち、ストックは過去に戻る力を授かります。
と、まぁ「時間を戻して任務失敗の歴史を変える」というのが最初のシナリオです。こういう時間を巻き戻して人生をもう一度やり直す、なんてゲームはもう定番となっていますが、その中でもかなり上位に入るレベルで面白かった神ゲーというのが本音です。
こういうゲームって時系列などがぐちゃぐちゃになってしまって、頭の中が混乱して何が何だか整理がつかなくなることが結構多いのです。しかしラジアントヒストリアは、ストーリーがとても丁寧に作りこまれており、なおかつ矛盾点なども一切なかったので、かなりとっつきやすくゲームをプレイしていて楽しかった。
何より、時間を巻き戻すことがとても簡単に出来てしまうので(村と村を行き来するような感覚でw)、最後の方はたった一人で色んな時間の色んな世界に行くことに孤独感すら覚えてしまいました。そこもラジアントヒストリアというゲームの良い点で、うまく寂しさというもの引き出していたんだと思います。
ラジアントヒストリアのバトルは、敵が3×3のグリッドに配置され、どのグリッドにいるかによって敵味方双方のダメージ量などが変化するというシステム。バトルの時は画面上部に敵味方の行動順が表示されるので、それを見てしっかり攻撃の順番を把握しておかないと苦戦してしまうな、という印象でした。とても良く出来たゲームシステムで、簡単すぎず、難しすぎず、程よく戦略などを練ってプレイすることが出来ます。
シナリオは言わずもがなですが、シリアスな話が多いので大人の方が楽しめるゲームかな~と思います。コンセプトがとても面白いゲームで、シナリオもとても良く考えられておりとにかく後味の良い神ゲーでした。更にボス戦などの音楽がよく、一体誰が作っているんだろうと調べてみたところ、キングダムハーツなどでお馴染みの下村陽子さんで「ああ、なるほど」という気持ちになりましたw
シナリオが良いゲームがやりたい、という人がいるのであればラジアントヒストリアをおすすめします。
タイトル | ラジアントヒストリア |
メーカー | アトラス |
対応機種 | DS |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2010年11月3日 |
価格 | 5980円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://rh.atlusnet.jp]
[https://www.youtube.com/embed/OvyF1gQcmnM]
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