
パロディとツッコミどころ満載の一応正統派育成ゲーム
「Punch Club」は、ストーリー選択式のボクシング王者育成ゲームとなっていますが、かなりパロディが酷かったりしてバカゲーなんじゃないのとツッコミたくなります。
復讐のために格闘家になるストーリー
この「Punch Club」の主人公ですが、暗い路地で格闘家である父が拳銃でやられ格闘家を目指すことにします。このシーン・・・めちゃくちゃバットマンやんけ、ブルース・ウェインかよ。
格闘家になり、その犯人を探すというのがメインストーリーになっていますが、街を移動することでサブストーリーのようなものも用意されているのでなかなか楽しめます。もちろんパロディ全開で、下水道にピザの配達をしに行ったらニンジャのワニがいたりしてタートルズかよと思ったり、エイドリアンというヒロインがいたりとなかなかやりたい放題な点はクスッときてしまうかも。
B級映画によくありそうな設定ですが、父を殺した犯人を追いかけているうちに、自分自身のことも少しずつ判明していくというストーリー重視のゲームとなっているようです。選択型なので、ストーリーはいくつにも分岐しています。
自由度が高く様々な選択肢があるゲーム
「Punch Club」の面白いところは自由度の高さだと思います。一応目的はボクシングのチャンピオンになることですが、まったく違う生き方をすることもできちゃいます。例えば怪しい連中とつるんで悪いことで金稼ぎをしたり、表舞台のリングとは違う地下格闘場でのファイトを繰り広げたり、街の悪党をしばく正義のヒーローになったりと様々。
とにかくスローペースでシビアな育成
「Punch Club」では、心折れるプレイヤーが非常に多いです。それもそのはず、育成が生半可なものではない・・・。
最初は日雇い労働者として生活しボクシングに集中することができないまま働き詰めになります。食費などもかかるため、お金がまったく貯まりません。その上、ジムやトレーニング器具はめちゃくちゃ高いという。しかも、ちょっとやそっと鍛えただけじゃリングの上でサンドバックにされる始末。ゲームなのに現実の厳しさを教えられているな気にさえなってしまいます。
そして最大最悪のゲームシステムがステータスダウンというもの。鍛えたのに能力ダウンするなんてあんまり聞いたことないですよね。毎日24時を回るとステータスが下がるというシステムのせいで、なかなか成長することができず、まさに亀のようなペースでストレスを感じる方も大勢いるかと。
スキルツリーを開発していくことで試合中に使える技などが増えていくのだが、ルート選びに失敗すると悲惨なことになってしまう。何故かマイナス効果のものがあったりするのだから辛い。
「Punch Club」は、かなり突き詰めたゲームであり、物語を進めるには、体力・食べ物・お金という3つの柱が最重要になってきます。これらをどれだけ上手に管理できるかというプレイヤーのマネジメント能力が問われるシミュレーションゲームとなっています。
ファイトマネーで稼げるようになるまでがかなり過酷なゲームなので、それまでを楽しめるか、もしくはガマンできるかが「Punch Club」をおすすめできるかどうかのポイントですね。理不尽なマゾゲーやストーリーに魅力を感じた人は楽しめるのではと思います。
Punch Clubの発売日は?
「Punch Club」は、2016年1月9日にSteamで配信されました。
タイトル | Punch Club |
メーカー | Tiny Build |
対応機種 | 3DS/PS4/XboxOne/Steam/Nintendoswitch/Android |
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
発売日 | 2016年1月9日 |
価格 | 1980円 |
プレイ人数 | 1人~ |
画像引用元
[http://store.steampowered.com/app/394310/Punch_Club/]
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。