
原点回帰したサバイバルホラーのサイコブレイク
サイコブレイクのストーリーは、主人公カステヤノス刑事がある日、相棒のジョセフとキッドとともに大量死亡事件の現場となった精神病院へ急行するところから始まる。悲しいことに惨殺された大量の死体が転がっている現場の中、カステヤノス刑事はふと監視カメラの映像を見る。そこには、フードを深くかぶった男が仲間の警察官たちを次々と殺していく映像が写っていた。そして次の瞬間辺りが暗くなり、目を覚ますとそこは恐怖と狂気にあふれたおぞましい世界だった。
大人気ゲーム「バイオハザード」を生み出した三上真司氏を筆頭にTango Gameworksが開発をつとめた本作『サイコブレイク』だが、どうやら近年のサバイバルホラーとはまたひと味違った、言うならば「原点に回帰した」サバイバルホラーゲームとなっている。そしてその策略が功を奏し、今世界的に大人気のサバイバルホラーゲームとなった。
まさに「サバイバルホラーって、そういえばこんな感じだった!」と言わんばかりのホラー演出の数々。敵に捕獲され、目の前で拷問にあっている人間を見て、敵の目をかいくぐっておぞましいBGMに追われながら逃げ続け、サイコブレイクはとにかく怖いホラーゲームだった(笑)。
そして、サイコブレイクのグラフィックの良さがまた恐怖を煽る。血塗られた壁や床、ボロボロになった部屋、時にはヨーロッパの寂れた廃村だったりと、最高のグラフィック・最高のホラーシチュエーションで場面はどんどんと移り変わっていく。狂気を帯びた世界は「サイレントヒル」を連想させる。
更に、本作『サイコブレイク』は高めの難易度設定にされているのか、難関を全然突破できなくて何度も恐怖シーンを繰り返していた(笑)。さすが難関、これぞ難関、といったような難易度設定は何処か懐かしい感じもして、ノスタルジーな気持ちに浸ることが出来た(ゲームクリア後だけど、、、w)。とにかくゲーム中は心拍数はどんどん上がっていき、敵があまりにも出てこない場所だと逆に怖くなってしまうし、その点サイコブレイクはかなり感情移入できたホラーゲームだと思う。
とにかく『サイコブレイク』は、ゲームの楽しみ方を見つけることが重要だ。実際インターネットでも意見が別れており、楽しめた人と楽しめなかった人、言っていることがあまりにも真逆すぎて僕も最初は購入をためらった。だが、買ってみるとすごく楽しめたし、あまりの恐怖に良い年こいてアホみたいに叫んでしまっていた(笑)。
当たり前のことだが、楽しんでなんぼ!のゲーム、作品に没入する気持ちでサイコブレイクをプレイすればきっと素晴らしいホラーゲームだと感じられるだろう。
タイトル | サイコブレイク |
メーカー | ベセスダ・ソフトワークス |
対応機種 | Windows/PS3/PS4/XBOX360 |
ジャンル | サバイバルホラー |
発売日 | 2014年10月23日 |
価格 | 7300円(税込) |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://psychobreak.com]
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