
MORPGの原点がここに在る「ディアブロ2」
『ディアブロ2』(Diablo II)は、『ディアブロ』(Diablo)の続編としてアメリカのBlizzard Northで開発され、Blizzard Entertainment社から2000年に発売されました、PC用のハックアンドスラッシュ系アクションロールプレイングゲームです。日本では同年にカプコン(CAPCOM)から発売されました。「剣と魔法」のファンタジー世界を背景とし、見下ろし型視点でマウス操作を多用するユーザインタフェース、ランダムに生成・配置されるダンジョンとアイテム、インターネット経由での協力・対戦プレイといった前作の特徴はそのままに、スピードやグラフィックスの向上、ゲーム内容の拡充といった改良が加えられています。Windows用とMacintosh用がある。2001年には拡張パック『Lord of Destruction』が発売されました。
前作で好評だったマップのランダム生成やほぼ無限種類の自動アイテム生成システムをさらに強化し、ゲームのスピードテンポやグラフィックが大幅に改良されました。また本作はネットワーク接続によって複数のプレイヤーと同時に冒険・対戦を実現しています。世界的に大ヒットした本作であるが、日本での認識度は低いです。これは発売当時のインターネットやパソコン本体の普及率、また海外ゲームそのものの認知度の低さなどが要因と考えられます。
ゲームの最終目的はラスボスである魔王ディアブロの討伐ですが、それ以外にも「より魅力的なアイテムの探索」「職業を変更してプレイ」「プレイスタイルの確立」などの遊び方があります。
まずプレイヤーはゲーム開始時に5種から自分の職業を選びます。冒険で入手できるアイテムには多種多様な追加効果がランダムで付加されているので、自分に合ったより強力なアイテムを求めてプレイしたり、獲得したアイテムを効果的に使用できる職業でゲームをやり直す、といった楽しみ方があります。また、レベルアップ時のボーナスで攻撃の指向性を変更できることから、同一職業ながら全く異なる戦法で戦うなど、その自由度と中毒性の高さから、今もなお全世界でプレーされ続けている古典的なネットゲームの一つです。
アクションRPGの中でも完成度の高さは際立っており、MORPGの一つの完成形として後発された様々なジャンルのゲームに多大な影響を及ぼしました。
ゲームの形態としてはシングルプレイモードとマルチプレイ(ネットワーク)モードをプレイできますが、他のゲームにみられる月額徴収形式やアイテム販売形式は一切無く、利用料金がパッケージ代のみというのもDiabloの魅力です。最近の重課金オンラインゲームにも見習って欲しいものです。
不具合修正、およびゲームバランスの改善、システムの追加にはパッチ(修正プログラム)をインターネット経由で適応させるが、本作ではリリースごとにゲームバランスが大きく改変されるのも特徴です。パッチリリースの度にこれまで最強とされてきた職業が一変して最弱になることも多々あり、パッチ毎に新たなプレイスタイルを確立するのも楽しみの一つです。
タイトル | ディアブロ2(Diablo2) |
メーカー | Blizzard North |
対応機種 | PC |
ジャンル | MORPG,ハックアンドスラッシュ |
発売日 | 2000年 |
価格 | |
プレイ人数 | 1人(オンライン時複数) |
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