
キャラの魅力、ストーリー性、アドベンチャーゲームとして申し分なし!
「なないろリンカネーション」は、加賀見 真が摩訶不思議な事件に巻き込まれていってしまうアドベンチャーゲームです。とにかくキャラクターがすごい魅力的で、それに加えてまとまったストーリーがプレイヤーの心に追い打ちをかけます。何かを手に入れるためには代償を支払わなければいけないといった重たいテーマも組み込まれているので、考えさせられるゲームになっています。
ゲームを終えた後に何かストンと落ちるような、スッキリした気分になる物語、笑いあり、涙ありの「なないろリンカネーション」をプレイすれば心が温かくなること間違いなし。ただ1つ注意する点として、殺人事件を取り扱っていてミステリーっぽい雰囲気を出すものの、そっち方面の展開を期待してしまうと裏切られてしまいます。飽くまでドラマとして楽しむことで120%作品を堪能できると思います。
主人公に背負わされる「お役目」という重い責任
大学三年生になったある日の夏、加賀見 真は祖父から譲り受けた家に移り住むことになる。念願の一人暮らしが始められるとウキウキしていたのだが、家に入ってみると、なんと座敷わらしと自称する少女と鬼と名乗る女性が出迎えてくれた。
幽霊などを見ることができる霊視の存在や鬼を従え町にさまよう霊魂を成仏させるお役目としての責任の話を聞く。わけもわからないままお役目の仕事をすることとなった加賀見 真は、あるとんでもない事件に巻き込まれていってしまう・・・。
基本的には一般的なアドンベンチャーゲーム
「なないろリンカネーション」のゲームシステムは普通のアドベンチャーゲームで、シナリオを読みながら選択肢を選ぶことでエンディングが変わっていくというもの。
見た目が好きなヒロインなどがいれば、そちらから攻略していくのもいいですね。
魅力的なキャラクターたち
お役目ヒロイン:滝川 琴莉
幽霊NG新米警官:伏見 梓
同じ大学に通う女大生:土方 由美
重度ゲーマー座敷わらし:伊予
先代に仕えていた鬼:桔梗
天真爛漫ネコ娘:葵
穏やかな鬼:芙蓉
寡黙なテレパシスト:アイリス
PSVitaの追加要素
「なないろリンカネーション」は元々PCゲームとして販売されていた成人向けゲームで、2014年度PCゲームの賞レースにて上位入賞を果たした人気作でもあります。
そちらがPSVitaに移植となったため、原作の原画家である「すめらぎ琥珀先生」による新規描き下ろしCGや新たな書きおろしシナリオも用意されています。本編では語られない土方由美ルート、伏見梓ルートと伊予ルートにエピソードが追加されました。
PSVITAならではのタッチスクリーン機能やPSVITA TV機能など、VITAの性能を最大限にまで活かした心地よいプレイングが可能となっているので、ぜひVITAでプレイしてみてほしいです。街に彷徨う霊魂を現世から解き放ち常世へと送る使命を与えられた真が、お役目を果たしていくことで成長していく姿は思わずうるっとしてしまいます。平和で小さな町を平和のまま守ることが出来るのでしょうか。
初めてプレイする人だけでなく、すでにプレイしたことがあるファンの方にも嬉しいゲームとなっています。
タイトル | なないろリンカネーション |
メーカー | シルキーズプラスアルファ |
対応機種 | PSVITA |
ジャンル | ホームコメディADV |
発売日 | 2015年9月17日 |
価格 | 6800円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://www.silkysplusa.com/]
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