
ミステリーアドベンチャーでありながらRPGの要素がつまったゲーム
大人気RPGのドラクエを作り出した堀井雄二が手がけたミステリーアドベンチャーゲーム「軽井沢誘拐案内」。ポートピア連続殺人事件、北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆと合わせて堀井ミステリー三部作と呼ばれる傑作ミステリーゲームだ。
軽井沢誘拐案内のストーリー
夏は多くの人々でにぎわう避暑地軽井沢…。恋人の久美子の別荘で春の訪れを感じながらゆったりとした時間を過ごしていた主人公たち。久美子の妹なぎさが買い物に行き帰ってこないまま数時間が過ぎ、電話のベルとともに誘拐事件の幕が開く…。
RPG風な独特のゲームシステム
サスペンスといえば刑事が登場するものが多いが、軽井沢誘拐案内では誘拐事件に巻き込まれた一般人が事件解決へと立ち向かう。軽井沢誘拐案内はミステリーアドベンチャーゲームであるが、ドラクエを生み出した堀井雄二ならではのRPG的要素が詰まった独特なシステムのゲームとなっている。
まず第一に、軽井沢誘拐案内は堀井ミステリー三部作の中で唯一RPGのようなスクロールマップを移動して進んでいく。だが地名を選択して移動することも可能。
第二に、スタミナやストレングス、ディフェンスといったステータスが存在し、終盤に進むにつれて戦闘シーンまで入ってくる。軽井沢誘拐案内はシリアスなゲームかと思いきや、かなりコミカルなゲーム要素が入っている。ヒロイン達の投げキッスやパンチラで敵が鼻血を出し攻撃力と防御力をダウンさせることができたり、携帯版軽井沢誘拐案内にはドラクエで大人気のぱふぱふなども登場している。
セクシーでピンクな要素が満載
軽井沢誘拐案内は、キスや抱き寄せるなど官能的な表現を含んでいるゲームのため、堀井ミステリー三部作で唯一ファミコンに登場しなかったゲームである。
余談だが、ポートピア連続殺人事件の沢木文江が、軽井沢誘拐案内のゲームにゲスト出演している。
軽井沢誘拐案内の設定自体は面白いのだが、ウケ狙いやラブコメ的な要素が強いため、ポートピア連続殺人事件、北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆのようなシリアスなストーリーに期待してプレイはしないほうがいいゲームである。
タイトル | 軽井沢誘拐案内 |
メーカー | エニックス |
対応機種 | PC/mobile |
ジャンル | ミステリーアドベンチャーゲーム |
発売日 | 1985年5月 |
価格 | 5800円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://www.square-enix.co.jp/mobile/game/
mysteries/karuizawa/index.html]
[http://towerofretrogame.blog.jp/archives/603923.html]
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