
あなたの大切な人は誰ですか?このゲームを終えて何かを感じるはずだ
『かみさまの心臓』は、らふわーかー氏が制作したホラーアドベンチャーゲーム。魅力的なキャラクターによる会話や伏線を回収していくストーリー展開は無料ゲームとは思えないくらい丁寧に作られている。
どこにでもいる普通の兄弟と悪魔の女の子のお話
私は悪魔。
欲望に、好奇心に忠実に生き、
他人の心を顧みない。
そういう生き物。畏れられこそすれ、愛された記憶など
ただの一度もあるものか。
だって私はそういう生き物。それなのにどういうわけか、人々は私のことをこう呼ぶのだ。
かみさま、と。
オープニングは悪魔と思われる人物の語りから始まる。
タイトルとこのかみさまと呼ばれる悪魔が関係していると想像することは難しくないだろう。
登場するキャラクターは3人のみ
『かみさまの心臓』では、3人のキャラクターによって物語が展開されていく。無料ゲームだが、立ち絵などのグラフィックがとても綺麗なのも注目したいところ。
精神を患ってしまい、言葉を話すことができなくなってしまった目黒誠。
誠の双子の弟であり、兄を殺そうと目論む目黒誉。
誠の味方をしてくれる謎の少女カーチャ。
謎を解きゲームを攻略していく
『かみさまの心臓』では、最初はなにもわからないままゲームが始まる。ゲームの舞台となるのは、どことなく不思議な雰囲気をまとっていて、まるで夢の中にいるような感じの場所。
とにかく自分の置かれた状況を把握するために探索して情報を得たり、アイテムを手に入れたり、謎を解いたりして、前に進んでいこう。
悪魔に子どもを捧げた内容が書いてある日記が置いてあったり、謎は深まるばかりだ。主人公が関係していることは間違いない。アドベンチャーゲームではあるものの、そういったストーリー背景などが一切語られないため、パズルを解きゲーム攻略をしながら『かみさまの心臓』の世界を知っていくことになる。何故、弟が兄を殺そうとするのか、カーチャの存在とは、そういった謎や関係が徐々に理解できるためゲームの世界に入り込みやすい。
謎解きも豊富で一筋縄ではいかず、手応えがあるのでかなり満足できるゲーム内容になっている。
謎に包まれた物語だが、あちこちに伏線がちりばめられていて、物語が終盤に差し掛かるにつれ回収されていく様は圧巻でカタルシスを感じること間違いなし。
プレイ時間は3~5時間ほどと無料ゲームにしてはなかなかのボリュームで、エンディングも3つ用意されている。ちょっと映画を楽しむくらいの気分で遊べるのも『かみさまの心臓』の魅力ではないかと思う。
タイトル | かみさまの心臓 |
メーカー | らふわーかー |
対応機種 | PC |
ジャンル | ホラーアドベンチャーゲーム |
発売日 | 2015年3月26日 |
価格 | 無料 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://www.moguragames.com/entry/kamisama/]
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