
シリアスな展開で息をのむ暇もないミステリーアドベンチャーゲームの傑作
知らない人はいないであろうRPGドラクエを生み出した堀井雄二が作り上げたミステリーアドベンチャーゲーム「北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ」。ポートピア連続殺人事件、軽井沢誘拐案内と合わせて堀井ミステリー三部作と呼ばれる傑作ミステリーゲームだ。
北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆのストーリー
東京湾に男の死体があがる…。主人公の警部は、部下の黒木とタッグを組み被害者の身元調査から始める。捜査が進むにつれて、事件の発端である北海道に向かうことになる。釧路署と合同捜査を開始し、事件解決に励むが二人目の犠牲者、三人目の犠牲者が出てしまう。連続殺人となってしまった事件の被害者の過去には共通点が…。
北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆのストーリーは中盤以降から、分岐点があり2種類の展開が用意されている。レトロゲームとはいえ、プレイヤーを満足させられるだけのストーリーを北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆでは味わうことができる。
北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆのグラフィックは、ポートピア連続殺人事件より格段にアップし、劇画調でサスペンスとしての世界観を表現している。さらに開発するために、北海道を取材旅行したので背景にも凝った表現が見られる。
北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆのストーリー構築は、まさに神業といえる。無駄な情報だと思い気にも留めてなかったような事が伏線となっていて、後のストーリー展開に必要なフラグだったりする。
北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆは、プレイヤー自身が謎を解いていくゲームとなっている。そのため、たくさんの壁にぶつかり投げ出してしまいたくなる人もいるだろう。しかし、この悩むという行為こそが、北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆの世界にのめり込める重要な要素であり、警部に感情移入できる最大の魅力なのである。
タイトル | 北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ |
メーカー | エニックス |
対応機種 | ファミコン/PC/mobile |
ジャンル | ミステリーアドベンチャーゲーム |
発売日 | 1987年6月27日 |
価格 | 6800円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://www.square-enix.co.jp/mobile/
game/mysteries/okhotsk/]
[https://www.youtube.com/watch?v=TlF4UdVa1nM]
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