
サウンドノベルでもハラハラする!緊迫する!そんな展開が魅力のホラーゲーム!
『月面のアヌビス』は、1995年にイマジニアから発売されたサウンドノベルホラーゲーム。
同じくサウンドノベルホラーゲームである『ざくろの味』と同時発売された異色な戦略で発売された。
当時はホラーというとお化けによる恐怖や殺人事件などのミステリーが主流だったが、本作は近未来を舞台としたSFホラーを描いている。
映画でいうと「エイリアン」や「遊星からの物体X」のような得体の知れない怪物が登場するホラーだ。
月面研究所で起きる得体の知れない恐怖!
人類が月に到達して以来、月は想像の対象ではなくなった。人類が月面に居住し、月面でしかできない研究を行う研究計画が動き出したのは18年前のこと。
去年、天文学を専攻する大学院生であった啓介と香織はその計画に参加するチャンスをつかんだ。
無事に月面研究所に到着した2人はこれからのことを話しながら荒廃した月の大地を研究所の窓から眺めていたが、隕石調査に向かっていた同僚が血だらけで帰ってきた。それから通信の途絶、停電した中で主人公たちも何者かに襲われる。研究所になにかの恐怖が潜んでいると啓介と香織は理解し始めた。
プレイヤーは主人公である啓介と香織視点で選択肢を選択しながら分岐されるエンディングへと進んでいく。
分岐するシナリオによって主人公含むキャラクターの設定は異なる。
主人公の性格でエンディングが決まるシステム
隠し設定で「性格」という概念がある。
序盤の選択肢によって主人公の性格が決まり、後のエンディングが分岐するようになっている。性格の種類は以下の4種類。
- 普通
- 慎重
- 臆病
- ふざけた
エンディングはもちろん、その性格でしか出現しない選択肢などもあり、ゲーム全体に関わってくる。レトロゲームとはいえ、なかなか手の込んだ作りだと思う。
昔のSFホラーゲームを堪能したいなら『月面のアヌビス』で決まり!
サウンドノベルとしては、緊迫な展開を上手く表現していて、クオリティの高いものになっているが、全体のゲームの作り込みとしては甘い。
誤字脱字が多い、ヒロインの名前を変更しても章題はデフォルトのまま、延々と同じ背景色など、雑なミスや作りが目立つので萎えてしまうプレイヤーも多いかもしれない。
当時としては珍しいSFホラーゲームだったが、これといって特徴のないゲームになってしまったため話題に上がることは少なかった不遇のゲームともいえる。
タイトル | 月面のアヌビス |
メーカー | イマジニア |
対応機種 | スーパーファミコン |
ジャンル | SFホラーゲーム |
発売日 | 1995年11月22日 |
価格 | 11,800円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元:
[https://www.youtube.com/watch?v=2f0C2VWu-ig]
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