
ひたひたと敵が迫り来る恐怖『F.E.A.R.』
『F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon-』とは2003年にPC用ゲームソフトとして発売されたFPSゲーム。
『F.E.A.R.』とは「First Encounter Assault Recon(早期偵察武装部隊)」略であり、恐怖という意味の「FEAR」とのダブルミーニングである。
『F.E.A.R.』は海外のホラーFPSにしては珍しく、終始びっくりさせるよう恐怖はなく、じわじわ迫りくるジャパニーズホラーのような演出をしている。
『F.E.A.R.』に所属する主人公は暗殺のミッションを受ける
ATC(アーマカム・テクノロジー・コーポレーション)はアメリカ軍と契約し、極秘にクローン部隊の実験を行っていた。クローン部隊「レプリカ部隊」は一人の指揮官のテレパシー能力によって忠実に動くプログラムを施されていたが、その唯一の指揮官として訓練されていた「バクストン・フェッテル」が暴走し、レプリカ部隊を率いて研究所の人間を皆殺しにし、兵隊1000人を連れて逃げ出そうとする。アメリカ政府からフェッテルの暗殺の命を受けた特殊部隊「Encounter Assault Recon」通称「F.E.A.R.」に所属したばかりの主人公は超人的な反射神経を買われてこの命を受けることになった。フェッテルの脳に内蔵されているチップのシグナルを頼りにフェッテルに近づくが…
『F.E.A.R.』主要登場人物
主人公:一週間前に「F.E.A.R.」に入隊したばかりの新入隊員。超人的な反射神経の持ち主で、今回のミッションの一員として抜擢された。しかし、フェッテルに近づくと幻覚に悩まされる。ゲーム中で顔や名前は明らかにされず、喋ることもない。
バクストン・フェッテル:今回の事件を起こした張本人。テレパシー能力でレプリカ部隊を操ることができ、人を食べることで記憶を盗むことができる超能力者。
ジャパニーズホラーのような迫り来る恐怖を表現!
『F.E.A.R.』は人間対人間がテーマであり、終始怪物は出てこない。
人間がひたひたと迫りくる恐怖を表現していて、非現実ではないとてもリアルな恐怖を堪能できる。
海外だとこういったホラーFPSは大体モンスターとの戦いになるのだが、海外のホラーFPSとしてはとても珍しいことだった。
一人称視点で銃撃戦を行う基本的なFPSだが、主人公のみ超能力「スロー・モー」を使うことができる。
反射神経を研ぎ澄ませることで高速で動くことができる能力で、主人公の超人的な反射神の正体はここにある。
スロー・モーを発動すると一定時間全体の動きを遅くすることができ、攻撃の回避や敵への銃撃が有利になる。
リアルな銃撃戦と非現実な超能力がミックスされたホラーFPSは一味違う。
シナリオももリアルなミリタリーな展開をしつつも超常的な話が行き交う。
「ARMS」で有名な皆川亮二作品が好きな人はハマるストーリーだろう。
後にPS3版とXbox 360版が発売されたが、日本でゲームは発売されなかった。
タイトル | F.E.A.R. |
メーカー | Monolith Production |
対応機種 | PC PS3 Xbox 360 |
ジャンル | ホラーゲーム |
発売日 | 2005年10月15日 |
価格 | 980円(Steam) |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://www.youtube.com/watch?v=cNKHSxTSH24]
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