
蒸発してしまった友達を探して自分も迷子になる謎解きアクションアドベンチャー
「エルナークの財宝」は、謎解き要素が組み込まれた見下ろし型のアクションアドベンチャーで、ゼルダの伝説などに似ているゲームです。
ジョー・クロサワという友人から一通の手紙をもらうところから物語は始まります。どうやら南米の小国ラデアという場所に訪れていて、エルナークの財宝を追いかけていたようですが、非常に不安な気持ちになり主人公を呼び寄せました。が消息を絶っていて謎が謎を呼ぶ展開となっています。
とりあえず不親切なゲーム
「エルナークの財宝」を一言で言うならばコレでしょうか。不親切すぎるため理不尽すぎるゲームになってます。
主なゲームシステムは、攻撃と聖なる石をかざしてヒントを探し当てるというものです。敵は基本的にエンドレスに湧いてくるので、なかなかヒントを探すヒマがないという・・・。そして、グラフィックも粗いのでどこをどう探したらいいのかもわからないという挟み撃ち。
最初から無限ループが組み込まれていて「・・・」という長い時間が過ぎ去っていく。こういったヒントを読んでも攻略が困難なものが多く、究極の頭の柔軟さを要求されます。
何気にアイテムとか豊富でやりがいはありそうな印象を受けます。全体的にカタカナなのですごく読みにくい。
13年間クリアされないという歴史を持つ
これ見てめちゃくちゃ驚きましたw「エルナークの財宝」は発売された1987年から13年経った2000年頃に初めて全クリしたプレイヤーが現れたそうです。
この絶壁を生み出したシステムが「エルナークの財宝」の要でもあった性格システム。これはライトとダークという二種類があり、アイテムを拾ったりすることでゲージ上下して属性がシフトするというもの。これによって通れる道と通れない道が存在してました。他にもダークだと戦闘面で強くなり、ライトだと謎解き面が楽になるという特徴があります。
そのため最後の難関で、ダーク100%でしか進めない道を通った後に、戦うボスがライト100%じゃないと倒せないというものがあり、ダークからライトを100%に持っていくためにアイテムを集めても数が足りないという点でクリア不可能と言われていました。
その壁をぶち破ったのが、性格ゲージが真ん中ならどちらの扉も通れるというもの。どこにも説明がなく、しかもアイテムによってどれだけ数値が変動するかなど試行錯誤なためめっちゃ理不尽な仕様だったそうです。そりゃそうですよね、誰がクリアできるんだこれってくらい酷い。でもクリアした人がいるんだからもっとすごい。
ある意味で伝説的な「エルナークの財宝」というゲームをやりたいと思う人は少ないと思いますが、こういう話しを聞いたりすると面白いですね。というわけで違った意味で楽しいゲームでした。
タイトル | エルナークの財宝 |
メーカー | トーワチキ |
対応機種 | ファミコン |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
発売日 | 1987年8月10日 |
価格 | 5300円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://www.youtube.com/watch?v=kkBddK_l-z4]
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