再び、戦いの業火へ…「ドラッグオンドラグーン2」

狂気のダークファンタジーのその後…
前作「ドラッグオンドラグーン」のAエンドにBエンドの要素を含ませたエンディングの18年後を描くドラッグオンドラグーンシリーズの第2作目。
絶望がテーマの前作「ドラッグオンドラグーン」に対して、本作「ドラッグオンドラグーン2」は希望がテーマで前よりもダークな雰囲気が抑えられています。
「ドラッグオンドラグーン2」のストーリー
18年前、連合軍と反乱軍との間で大きな戦争があり、一人の少女によって世界は滅びつつあった。しかしカイムとアンヘルの活躍により世界の崩壊は防がれ、伝説として語り継がれている。今も封印は封印騎士団に守られている。騎士団に所属する少年「ノウェ」と聖女と崇められる「マナ」、この2人が出会うことによって運命は再び動き出す。
ドラッグオンドラグーン2の問題点
シナリオに問題があり、特に主人公の性格に納得がいきません。
主人公は正義のために人を斬りまくりますが、それになんの罪悪感も抱きません。
前作「ドラッグオンドラグーン」のカイムのように復讐の鬼で殺しに快楽を覚えているわけでもなく、「マナが望むなら」「みんなの幸せのため」という考えのもと疑問を抱かずに殺戮を繰り返すのは不自然でした。
元々仲間だった騎士団まで何の葛藤もなく斬り捨てるんですから、プレイヤー側としてはかなり置いてかれます。
それに本来悩むところや話し合う場面もぱぱっと決めてしまったり、迷うことなく進んでしまう展開があり、ゲームのシナリオにキャラクターの心情がついていっておらず、興ざめしてしまいます。
主人公ノウェ役の勝地涼氏とマナ役の小雪氏の声優の演技の棒読みが目立ちます。
台本をそのまま読んでいるようで気になってしょうがないです。
それにマナはノウェのことをどう聞いてもノウエと呼びつづけており、野上と名付けられるはめに…
「ドラッグオンドラグーン2」のゲームの魅力
前作「ドラッグオンドラグーン」のような衝撃的な展開や陰鬱な世界観、ホラー要素は薄れたため、期待したファンは落胆することになりました。
前作のテーマが絶望で、今作が希望らしいので仕方ありませんが…
しかしそのテーマもあって、「ドラッグオンドラグーン2」にはハッピーエンドが存在します。
やっとドラッグオンドラグーンで重くなることなく終わりを迎えられるラストがあったということで評価が高いです。
アクションも粗さはあるものの、「空中線戦」「低空戦」「地上戦」の3つを駆使して戦うアクションは、他のゲームにはないドラッグオンドラグーンシリーズの持ち味。
だからといってゲーム全体が明るいわけではもちろんなく、不気味なシーンが多々あったり、やはりぶっ飛んだキャラクターが勢揃いで憂鬱な世界観は健在!キャラクターデザインもとにかくかっこいい!
前作と比べずドラッグオンドラグーン好きは、ゲームを素直に楽しんでみることをおすすめします。
ゲーム中わずかですが、美麗なグラフィックシーンが織り込まれておりファンタジーの世界観を存分に味わえます。
タイトル | ドラッグオンドラグーン2 封印の赤 背徳の黒 |
メーカー | スクウェア・エニックス キャビア |
対応機種 | PS2 |
ジャンル | アクション |
発売日 | 2005年6月16日 |
価格 | 7,140円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://www.youtube.com/watch?v=3NA2DDz-ky8
&list=PLWqyj2VpbnJNHYv3vPwZDkZh0OA8nfmIK]
[http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/dod2/]
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