可愛さとは裏腹に鬼畜と言っても過言ではないアクションゲーム

「Chariot（チャリオット）」は、どこかの王国の王様が亡くなり、その娘であるプリンセスとフィアンセが王様を弔うために棺を運ぶという物語です。チャリオットとは馬を用いた戦車のことなのですが、棺を乗せた荷車とプリンセスたちを馬車と見立てているのかなと思います。

王様にぴったりのお墓を探すという迷惑なストーリー

「Chariot（チャリオット）」では、死んでしまった王様のためのお墓へ運ぶというストーリーなのですが、この王様は幽霊になっていて2人を振り回します。お墓に着いて埋葬しようと思ったら、こんなみすぼらしいお墓はイヤじゃ！と駄々をこね始める始末・・・。そんなワガママに付き合い、プリンセスとフィアンセは王様にぴったりのお墓を探すために冒険に出ることになる・・・というわけです。

2人は結構黙々としてますが、王様はとにかく喋り、2人にもプレイヤーにも茶々を入れてきます。

高難易度の横スクロールアクション

「Chariot（チャリオット）」は、そのグラフィックから何だかゆるくてほんわかした世界を冒険して楽しめそうと思えてしまいますが、そんなものは見せかけでかなり難易度の高いゲームになっています。

ギリギリでジャンプしないと崖を飛び越えられないのはザラ。何よりも王様の棺を乗せているチャリオットが非常にシビアで、常に慣性を意識しながらゲーム攻略していかないといけないのが非常に難しい。そしてチャリオットから離れすぎるとゲームオーバーになるという点もなかなか意地悪。王様と一緒に2人の墓もできてしまうのではないかというレベル。

ロープでチャリオットを引っ張り進みゴールを目指すのですが、もう棺をぶんぶん振り回したり、足蹴にしたりと、お墓を探すためとは言え、王様はそれでいいのかとちょっとツッコミたくなります。

敵は出てくるんだけれども、攻撃してくるとはいえダメージにはならず、お金だけ奪っていくという、ここだけはちょっと優しい。適当にボタン連打すれば追い払えるのでやっつけちゃいましょう。最大の敵は王様の棺が乗っているチャリオットと言ってもいいんじゃないかな・・・。謎解き要素もあるにはありますが、そこまで難しくないのも特徴。

難易度を下げるには、書物とお金を集めて強化していくことで可能で、ステージを探索するというメトロイドヴァニア的な要素も詰まっています。

「Chariot（チャリオット）」難易度が高いため結構1ステージクリアするのに時間がかかります。なので、時間がある時に腰を据えて遊ぶのがおすすめのゲームと言えますね。

2人プレイだと楽しくプレイできる

ぼっちプレイヤーにはちょっと辛い「Chariot（チャリオット）」ですが、ローカルで2人プレイが可能なアクションゲームとなっています。しかも2人でゲームを遊ぶと結構難易度が緩和され、協力してクリアするという楽しみも追加されます。ワンミスでゲームオーバーの危険なゲームの吊り橋効果によって、プリセンスとフィアンセのように急接近できるかも？

Super ChariotとしてNintendoswitchで発売決定

「Chariot（チャリオット）」ですが、NintendoswitchにてSuper Chariotとして発売されることが決定しました。ゲーム内容自体はオリジナル版と同じです。では、どこがスーパーなのかというと、Royal Gadget Pack DLCというダウンロードコンテンツが最初から含まれているという点です。

Chariot（チャリオット）の発売日はいつ？

「Chariot（チャリオット）」は2014年11月13日にSteamで配信されています。

画像引用元
[http://store.steampowered.com/app/319450/Chariot/]