「カルタグラ 魂ノ苦悩」昭和を舞台にしたサイコミステリーADV

凄惨な上野連続殺人を追いかける人々の愛憎劇

「カルタグラ 魂ノ苦悩」は戦争が終わった6年後を舞台にしたミステリーアドベンチャーゲームであり、シナリオ構成と演出がしっかりしているのでとても楽しめます。

ちなみにカルタグラとは、逃れられない魂の地獄である煉獄の代わりにレジナルド・スコットという人物が使用した言葉だそうです。意味は魂の苦悩なので、ゲームのサブタイトルまんまですね。

「カルタグラ 魂ノ苦悩」のあらすじ

カルタグラ 魂ノ苦悩ある事件を尻目に警察を引退し探偵業を営んでいる高城秋五に、元上司である有島から仕事を紹介される。

それは良家の息女が失踪したので探してほしいということだった。しかし、この依頼には裏があり、単なる依頼ではなかった。そして、巷を騒がしている上野連続殺人事件も絡んでくる。その先に行き着く真実とは?

グロテスクな描写があるので注意

カルタグラ 魂ノ苦悩あらすじでも語ったとおり「カルタグラ 魂ノ苦悩」は連続殺人を扱っているサイコミステリーゲームなのでグロ描写があります。あまり血などが得意ではない人にはおすすめできません。とは言え、隠されていたりするので直視できないという程ではないとは思いますが。

カルタグラ 魂ノ苦悩元々は成人向けのゲームだったためヒロインとの恋愛要素などもあります。ただのサイコミステリーとして読もうと思うと不意打ちを食らう上に序盤が冗長的に感じられるので注意。

ヒロインごとにエンディングが用意されているマルチエンディング方式なのですが、驚くなかれ、ほとんどがバットエンドという後味の悪さ。個人的にバッドエンドは嫌いではないし、サイコミステリーというジャンルである以上は当たり前のラストだとは思う。鬱展開が苦手という人は手を引いたほうがいいかもしれない。

残念な点は主人公がイマイチ活躍しないということだけだろうか。事件を追いかけ続けている妹のほうが優秀というのが悲しい。

「カルタグラ 魂ノ苦悩」は実にリアルなシナリオ展開で軌跡やゴリ押しといった演出がないので、物語を純粋に楽しみたい人にはおすすめできるアドベンチャーゲームです。ジェットコースターのようなスリリングで怒涛の展開には驚くはず!

タイトル カルタグラ 魂ノ苦悩
メーカー Innocent Grey
対応機種 PlayStation2
ジャンル サイコミステリーアドベンチャーゲーム
発売日 2005年12月15日
価格
プレイ人数 1人

画像引用元
[http://www.youtyube.com]

 

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