
ブロックを積み上げ豊かな街を築いていくVRシミュレーション
さて、今回紹介するのは、インディースタジオPlethora Projectより2018年4月20日に発売が開始されているVR建築シミュレーションゲームの『Block’hood VR』。対応プラットフォームはVR(HTC Vive,Oculus Rift)、価格は1520円となっている。
本作『Block’hood VR』は、上へ向かってブロックを積み上げ街を築いていくというユニークな設定が魅力的なVRシミュレーション。2017年に発売された「Block’hood」のVR版だ。本作『Block’hood VR』では、20×20マスという限られた土台の上にブロックを積み上げていき、都市を建設することが出来る。横じゃなく縦方向へ街を開拓していくという斬新なアイデアが光るゲームタイトルだ。確かに最近は土地事情で縦に長い一軒家なども多く登場しているため、時代を風刺した作品ともとれる。
◆建築物は全て1マスサイズ
本作『Block’hood VR』に登場する様々な建築物は、全て1マスサイズとなっている。家や木々だけではなく、アパートや学校、発電施設などの建築物も1マスサイズに収まっており、それらを積み重ねることによって縦方向へと建築物を開拓していくことが出来る。積み重ねるというゲームシステムによって、現実ではありえない構造の建築物を建造することが出来るようになり、学校の上にアパートを重ねその上に再び学校を置いたりと、自由な遊び方ができるのも本作『Block’hood VR』ならではの特徴だ。こうして見てみると、ファンタジー世界の建物のようにデコボコした独特な作りへと仕上がっているものが多いように感じる。カチッと綺麗なアシンメトリーな街並みにするのもいいが、自由奔放なデザインもまた乙なものだ。
◆登場するブロックは200種類以上
本作『Block’hood VR』に登場するブロックは全部で200種類以上も用意されており、豊富なシミュレーションを楽しむことが出来る。また、本作『Block’hood VR』に登場するほとんどのブロックには、リソースのインプット・アウトプットがそれぞれ設定されている。
小売店に必要な労働者、消費者、電力はリソースのインプットとして設定され、そこで生まれるお金はアウトプットとして生成される。このようなリソースのインプットとアウトプットがほぼすべてのブロックに用意されており、このバランスが崩れると必然的に都市としての機能を果たせなくなる。バランスを取りながら都市開発を営むことが本作『Block’hood VR』の目的であり、最も重要な攻略要素となっている。
◆『Block’hood VR』の評価・レビュー
縦に伸びていく都市を建設するという設定が魅力の本作『Block’hood VR』だが、そのユニークな設定に負けていないしっかりと構成されたゲームシステムが素晴らしい。通常の建築シミュレーションゲームとは勝手が違うため最初は戸惑うことも多いだろうが、プレイしていく内にだんだんと体に染み付いてくるはずだろう。本作『Block’hood VR』だからこそ実現できる夢のようなレイアウトを構築して、自分だけの街を育てていこう。
タイトル | Block’hood VR |
メーカー | Plethora Project |
対応機種 | PC(Steam) VR(HTC Vive,Oculus Rift) |
ジャンル | シミュレーションゲーム |
発売日 | 2018年4月20日 |
価格 | 1520円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[https://store.steampowered.com/app/787720/Blockhood_VR/]
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