
ポリゴン黎明期のゲームをもう一度・・・
今回紹介するゲームはThrow the warped code outより開発が進められているニンテンドー3DS専用ソフトの『Back in 199564』です。『Back in 199564』は32bit世代のゲーム機をモチーフとし、荒いグラフィックや独特の操作感覚を特徴としているSteam版『Back in 1995』の移植版となっており、64bit世代カートリッジタイプゲーム機をイメージして作られているようです。
仮想ゲーム機によってあの頃の不具合を再現
本作『Back in 199564』は、3DSの2画面という特徴を活かして、下画面へ「仮想ゲーム機」ギミックが追加されており、より64bit世代を彷彿とさせる仕組みとなっております。上画面でゲーム本編を操作しながら、下画面ではたびたび起こるテレビケーブルの緩みやカードリッジの差し直しなど、20年前の使いこんだゲーム機にあったような動作を再現したギミックを楽しむことができるようです。ちなみに、あのカセットをフーフーするという動作は、マイクに息を吹きかけ再現しようとしたそうですが、利用しているUnityのバージョンに依存している仕様の都合で実現できなかったとのこと。
怪物がうろつくビルが舞台のホラーアクション
本作『Back in 199564』は、忘れられかけている3Dポリゴン時代のゲームを再現し、さらにゲーム機まで用意するというこだわり抜いたアドベンチャーゲームですが、そのカセットでプレイするゲームはホラーテイストなアクションゲームとなっています。怪物がうごめくビル上層階の不気味な世界をさまよい、崩壊した都市と自分自身に起こっている謎を解き明かしていくという内容を楽しめます。ラジコン操作によるアクションや古臭いカメラワークが何とも言えない懐かしさを感じさせてくれます。
銃などといった武器を手に入れながら、狂った世界の怪物と戦っていくことになるので、なかなか暴力的なゲームです。そして、時々起こるゲーム機の不具合が何とも言えないスパイスとなっています。画面にノイズが入ったり、操作が不自由になったりしたら下画面の仮想ゲーム機をタッチ操作でいじり調整しましょう。
『Back in 199564』のプロトタイプ版は、7月9日~10日に京都で開催されるBitSummit 2016にて展示されるようで、Steam版を遊んでいる人たちや、あの時代を思い出したいという人、物好きな現代っ子など色んな人が遊べるようなものになっています。
もし『Back in 199564』が気になる!という人がいるのであれば、Bitsummit2016に足を運んでみてはどうでしょうか。
タイトル | Back in 199564 |
メーカー | Throw the warped code out |
対応機種 | 3DS |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 2018年3月14日 |
価格 | 980円 |
プレイ人数 | 1人 |
画像引用元
[http://backin1995.com/]
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