言葉やヒントといったものがなく音楽やグラフィックで演出したアドベンチャーゲーム

「Another World （アウターワールド）」は1991年にPCで発売され、日本で初めて登場したのスーパーファミコンでした。その時代には珍しく2Dポリゴンによるグラフィックでゲーマーに衝撃を与え、名作アドベンチャーとして最近のゲーム機種でもリメイクされて登場するなど人気があります。現代で活躍するゲームクリエイターたちにも影響を与えた伝説のゲームとも言われています。

異世界へと放り出される物語

科学者のレスター・ナイト・チェイキンは、何度も発生する嵐の影響で延期されていた粒子加速実験を天候の悪い中強行します。延期中に確認しておいた訂正すべき場所をコンピュータに打ち直し、あとは実験の結果を待つだけだったのですが、その最中に雷が研究所を直撃。レスターは落雷が原因で引き起こされた光と爆発に巻き込まれ異世界へ飛ばされてしまいます。

異世界に飛ばされた後、レスターはモンスターに追われたり、異世界の人間に捕らえられたりと散々な目に合います。しかし、檻の中で同じように捕まっている異世界の人間と友好的な関係になり施設からの脱出を図る。

謎が謎を呼ぶストーリーこそ「Another World （アウターワールド）」の魅力と言えます。

ノーヒント死にゲー

たぶん「Another World （アウターワールド）」をプレイした多くのプレイヤーがその難易度からコントローラーを投げたことでしょう。聞き取れるようなセリフはなく、テキストやヒントなどがないため、プレイヤー自身がステージを探索し、いたるところを観察し、解決法を探っていくことになります。これだけでも難易度が高いですが、敵などの配置も嫌らしくとにかく死にまくります。死んで覚えてクリアへと向かう、なかなかの鬼畜ゲームとなっています。ゲーム開始でいきなり数秒以内に脱出しないとゲームオーバーになる事態に放り込まれるので、その鬼畜っぷりは伝わるかと思います。

一応、主人公は戦えるんですが、とにかく非力で銃の扱いが難しいといった要素も拍車をかけます。

Outer World 20th Anniversary Editionとしてリメイク

The Digital Lounge社よりニンテンドー3DS/PSVita/Wii U/プレイステーション4/Xbox Oneで配信され、日本ではビヨンド・インタラクティブよりニンテンドー3DSとWii Uで配信されました。オリジナルグラフィック版と高画質版を選ぶことができ、音源はリマスターされています。

また、高難易度で有名な「Another World （アウターワールド）」ですが、Outer World 20th Anniversary Editionとして発売されることとなり難易度がビギナー、ノーマル、ハードという3つに分けられました。当時クリアすることができなかった人はこれを機に再挑戦してみてはどうでしょう？

Another World （アウターワールド）の発売日はいつ？

「Another World （アウターワールド）」は、1991年にPC向けとして発売され、スーパーファミコン、PlayStation3＆4、PSVita、XboxOne、3DS、WiiU、Steam、Nintendoswitch、スマホなど様々なプラットフォームで海外や国内にて発売されています。日本語はWiiUと3DS、スーパーファミコン、スマホ版となります。とは言うものの、あまり英語などの言語が出てこないゲームなので海外版でも問題なく遊べると思います。

画像引用元：

[http://store.steampowered.com/app/233550/Another_World__20th_Anniversary_Edition/]